私の中のあなた
キャメロン・ディアスが中年のお母さん役。
うーん。歳月の流れは速いものだなあ。今の若い人にとって彼女のイメージって日本でいうと黒木瞳みたいなものなのだろうか。
彼女の長女は小児ガン(だったかな?)。長女に移植する“部品用”に次女を計画出産する。
“部品用”に子供を作るというのはアメリカでは(あるいは他の国でも?)さほど珍しい話ではないらしい。
合理的思考というのか、少なくとも私にはできないなあ、と思うが、自分の子供が同じような状況に陥ったらそういう発想に囚われてしまうのだろうか。
“部品用”の妹(小学生くらい)は、ある日、自ら弁護士に依頼して、これ以上の移植を拒絶する訴訟を起こす。小学生が事務所に行って弁護士を雇うというのも(アメリカでは当然なのかもしれないが)日本人から見ると異様だ。
(しかし、思い起こして見ると、何十年か前は「アメリカでは道の舗装がいたんだところでつまずいて転んだだけで自治体を裁判に訴えるらしい」といってあきれていたような記憶がある。これ、今の日本なら「当然じゃない?」と思えてしまう。所詮、日本は2~30年遅れのアメリカにすぎないのかも)
映画は、妹が弁護士事務所を訪ねるシーンから始まるので、臓器移植をめぐる家族内の深刻な対立がテーマなのかと思ったら、そういう葛藤シーンはほとんどなくて、ほぼ全編母と長女の闘病記という感じで、肩透かしを食った感じだった。
長女が作った、写真などを貼りこんだ“思い出帳”みたいなものが印象的だった。