愚か者の身分(映画)
タクヤ(北村匠海)とマモル(林裕太)は、囮の女の子(山下美月)を使って、身寄りのない男に戸籍売買を持ちかけるシノギをしていた。兄貴分が組織からくすねた大金を隠した場所を知り、それをガメて足を洗おうとするが、すぐに捕まってしまう。タクヤは自分に戸籍ビジネスを紹介してくれた梶谷(綾野剛)を頼ろうとするが・・・という話。(少し前に見たのでちょっと間違っているかも・・・)
タクヤは獲物を釣るためにスマホを何台も契約し、マモルと少なくとも数人の女の子を使っていて上納もしないといけないのだけど、今どき、戸籍売買ってそんなに儲かるものなのかなあ・・・というような野暮な疑問はともかく、裏社会の構造や上下関係をうまく見せてくれたように思えた。
タクヤとマモルが愉快そうに絡んでいる前半(特にアジを調理して二人で食事するシーンが気に入った)は楽しく見られるし、戸籍売買に誘い込む所はコミカルなムードもあってコンゲーム的なストーリーなのかなあ、と思っていたのだが、中盤以降、彼らが追い詰められていく場面はかなり重苦しくなる。
そうかといって、最後にドンデン返しやカタルシスが待ち受けているわけでもないので、あんまり後味がよくなかったかなあ。